「低温蒸し」を開発したのは、スチームミング調理技術研究会代表の平山一政。30年間「蒸し」を追いかけて、たどり着いたのが「低温蒸し」だったのです。
低温で食材を蒸すことにより、「酵素活性により食材が生よりシャッキリする」「味・香り・食感すべての旨みが引き出される」「余分な脂やアクが落ち、臭みが取れる」など、驚きの効果を得ることができます。
大分県別府市生まれ。
蒸気エンジニアリングを専門とする英国企業の技術職、早稲田大学社会システム工学研究所・食と地域環境研究室室長・客員研究員を経て、現在はスチーミング調理技術研究会代表。
専門の蒸気利用技術の立場から調理における加熱に関心をもち、独自の方法で研究、100°C以下の低温で蒸す調理法「低温スチーミング」を開発。全国各地をかけめぐって低温スチームの講座を開いています。
あたためられた蒸気は空気よりも軽いので、蒸し器の中では蒸気が上へ、空気が下へと動きます。
26cmの2段蒸し鍋の上下段の間に低温スチームにかかせない「空気抜きの穴リング=スチームリング」がついています。
これがこの鍋のミソ!
スチームリングの穴から余分な空気は押し出され、蒸し器の中の蒸気は飽和状態となり、安定した状態になります。
これが素材の酸化を少なくし、より美味しくするヒミツです!
そして、このリングは取り外せるので、普通の蒸し器として使えますし、下のお鍋だけでも使えます。
「50°C洗い」の詳しい方法に加えて、同じく平山一政氏の開発した「50°Cづけ」「70°C蒸し」に関するすべても網羅。食材が驚きのおいしさになる温度調理法がこれ一冊でわかる決定版。